このゲームを説明する上で欠かせない、当時としては画期的なシステムがこれです。

発売当時にはまだ、大名以外から始められるゲームがなかったからです。そして、このゲームではそれができます！

しかし・・・、裸一貫から武功を上げ立身出世し、傑物の片腕となって主君を天下人へ導くというような展開は残念ながらありえません。

どうしてかというと、大名以外が取れる行動の種類、影響力が少なく、

プレイヤー以外（CPU）の大名が、あまり積極的に領土を拡大しようとしないからです。

また、CPU大名には計画性もないので、プレイヤー（重臣）が、城を攻め落として領土を増やしても、

大名が他国との境にある別の城を空き家にして、みすみす獲られてしまうなどで、領土が拡大しません。

さらに、兵を補充、拡充するのは大名なので、プレイヤーの部隊だけで戦ができるようになるまでには、

気の遠くなるような時間がかかります。（いつまでも兵を補充してもらえないこともあります。勿論催促などはできません）

その為、浪人で開始しても、さっさと仕官して即座に謀反を起こして大名に成り代わる（成功確率低）か、

重臣に昇格し、空き城に行軍して独立するしかありません。

※独立の為には、空き城がなければならず、重臣に昇格できるかは運まかせです。

つまり、結局大名にならないと、まともにゲームが進められないということです。

それでも、一武将から天下を目指せることは間違いないので、ご先祖様を選んでプレイしたりする楽しみがあるんじゃぁないでしょうか。